お知らせ

AI-OCRとローコード開発ツールで構築した勘定科目内訳明細書のデータ化システムを商工中金が導入

AI とローコード開発、クラウドを活用したソリューションを提供するアライズイノベーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:清水 真、以下 アライズ)と、鈴与商事株式会社(本社:静岡市、代表取締役社長:伊藤 正彦、以下、鈴与商事)は、株式会社商工組合中央金庫(本社:東京都中央区、代表取締役社長:関根 正裕、以下、商工中金)へ、AI-OCR「AIRead」とローコード開発ツール「Wagby EE」で構築した、勘定科目内訳明細書のデータ化システムを提供しました。
これにより、商工中金の与信管理業務における決算書の勘定科目明細内訳書等のデータベース化が実現されます。

システム導入の背景と目的

従来、商工中金では与信管理業務において、決算書の勘定科目明細内訳書等がデジタル化されておらず、業務効率の向上が課題となっていました。
今回のシステム導入により、勘定科目内訳明細書のうち預貯金、売掛債権、買掛債務、借入金の内訳等の6帳票をデータベース化し、帳票の自動分類・読取り、金融機関・帝国DBコードの自動紐づけなど、データ利用を高度化するための機能を導入しました。

商工中金はデータベースを解析することで、信用リスク管理の高度化を図るほか、お客さまの潜在ニーズの発掘と最適なソリューション提供を目指します。
またアライズと鈴与商事は、今後も最新の技術を積極的に提供し、企業の業務効率化とサービスの向上を支援してまいります。

期待される効果

  • 業務効率化
    企業格付作業の一部自動化
    決算書登録作業の効率化
  • 業務高度化
    お客様の商流等、実態の把握の強化
    企業決算の資産査定の精緻化
  • 提案力強化
    商流データからビジネスマッチングの強化
    データ解析による、お客様のニーズを的確に発掘し、ソリューションの提供

導入事例について

この導入事例は、以下のイベント、及びセミナーにて詳しく紹介される予定です。

イベント:         FIT(金融国際情報技術展)東京 2024
日 程 :         2024年10月17日(木)・18日(金)
時 間 :         10:00~18:00(両日とも)
会 場 :         東京国際フォーラム
小間位置:        《EB17》
主 催 :          日本金融通信社

セミナー情報

タイトル:           商工中金が挑戦する決算書のデジタル化による与信管理高度化
日 程 :           10月17日(木) 10:30-11:30
お申込み:           https://fit.nikkin.co.jp/seminar/1/6099
※本セミナーは金融機関限定となり一般企業の方はお申込み、聴講はできません

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

AIReadについて

「AIRead」は、アライズイノベーション株式会社が開発・販売する、最新のAI技術と画像処理を活用した高度なOCRソリューションです。金融業界での豊富な実績を持ち、多数の金融機関における勘定科目内訳明細書の自動読み取りとデータ化において、業務効率の大幅な向上を実現しています。

「AIRead」は、オンプレミス環境での利用が可能であり、企業のセキュリティ要件や既存システムとの連携にも柔軟に対応します。また、非定型の帳票や手書き文字など、多様な形式のデータを高精度に読み取ることができ、様々な業務プロセスの自動化と効率化を支援します。

Wagby EEについて

「Wagby EE」は、株式会社ジャスミンソフト(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役:贄 良則)が開発した迅速かつ効率的に業務アプリケーションを構築するためのローコード開発ツールです。プログラミングの知識がなくても、直感的な操作でアプリケーションを開発できます。
「Wagby EE」はオンプレミス環境のアプリケーション開発に優れており、企業のセキュリティ要件や運用環境に柔軟に対応します。

また、「AIRead」との連携により、帳票画像データのアップロードや読み取り結果の確認・修正を「Wagby」の画面上でシームレスに行うことができ、業務プロセスの自動化と効率化をさらに推進します。JSON形式でのデータ連携やCSV形式でのデータダウンロードもサポートしており、様々な業務ニーズに対応可能です。

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