AIRead ETL Option とは
AIRead ETL Option は、AIRead でOCR処理を行ったあとのデータの加工/変換および他システムへの連携に活用できます。
業務で利用される様々な形式のデータを必要な形式にノンプログラミングで変換する国産ETL(データ抽出、変換・加工、ロード)ツールです。
ETLとは
Extract(抽出)
Transform(変換)
Load(ロード)
ETLとは、それぞれの単語の頭文字をとった略称です。
ポイント
- 強力なデータ変換に対応
- 誰でも簡単に設定可能
- 運用を考えた機能提供
- 大量データを短時間で処理し、より多くの処理を実現
- 日本語だけでなく国際間で必要な文字コードにも対応
システム概要
機能紹介
データ整合性チェック
指定された条件でデータの内容をチェックします。
マスタ参照
例:AIReadで注文書のJANコードを読み込んだ結果を基幹システムの商品マスタと突合し、JANコードに読み取り誤りがないかをチェックします。
日付チェック
日付が想定範囲外ならNGとします。
例:営業日カレンダー等を参照し、正しい日付となっているのかをチェック
値チェック
計算式をもとに、値が正しいかを確認します。
例:数量、単価から合計金額を計算し、値と一致しない場合はNG
自動起動(バッチ実行)
フォルダ監視ファイルトリガー実行
監視フォルダへの画像ファイルの到着などをトリガーとして自動検知し、AIReadを自動実行させます。
ファイル名にはワイルドカードが指定できます。
時間指定や一定間隔での繰り返し実行
特定時間の指定や一定間隔(最短1分)で繰り返し起動するようにすることで、新規インプットデータを蓄積してから読取処理をまとめて実行させることが可能です。
メールトリガー
メール到着時、本文や添付ファイルの内容をETL Optionへ受け渡しできます。
スケジュール機能
業務スケジュール対応、休日対応等が可能です。
特長
データフローの構築によるシンプル操作
ビジネス要求の変化に合わせて変化するデータの取り出し・加工業務に柔軟に対応できます。
ご利用のメリット
- 技術習得にかかる時間は1日。すぐに効果を出せます。
- 利用者による品質のばらつきがなく、均一化、標準化できます。
- 頻繁に発生する細かいメンテナンス作業を社内体制でまかなえます。
- 一度どこかで作成した処理をテンプレートとして再活用できます。
- 構築・サポート・コスト面でのメリットを出せます。
処理の構築イメージ
IN/OUTのデータソースが変わっても、基本的な構築方法は同じです。
細かい日本語加工処理
コード変換だけでなく、細かい要望を実現するデータ加工機能が充実しています。
欲しいデータを高い精度で欲しい形に作成
- 文字操作(加工・抽出・変換)
- 数値操作(四則演算)
- 日付操作
- 型変換
- その他
日本独自のメインフレームメーカー・コードに対応
日本独自のメインフレームメーカの文字コード(IBM、日立、富士通)をサポートしています。
- 豊富な文字コード変換、カラム関数によるデータ加工が可能
- パック形式対応
- 2バイトコード(シフトあり、なし)対応
- 全角、半角混在対応
- 外字設定
- ビット単位データの抽出・連結など
大量データを高速処理
管理データベースは不要。シンプルな機能でタイムリーな情報提供を実現します。
他ツールと比較しても圧倒的なパフォーマンス
他のツールではデータが50万件を超えるとパフォーマンスに影響が出るというデータがあります。データが100万件を超えると遅くなるだけでなく、タイムアウトやメモリ不足が発生することもあります。
しかし、AIRead ETL Optionはデータが1億件でも安心して処理できる、大量データの高速処理が特長です。
※価格はお問い合わせください。
動作環境
AIRead ETL Option Stand-alone・For Cloud
(クライアント実行型)
O S | Windows 10(64bitのみ) |
CPU | AMD64互換のプロセッサ |
メモリ | 4GB以上推奨 |
HDD | ディスク領域 10GB 以上、その他リポジトリ・変換データ・ワーク用に十分な容量 (うち、.NET Framework 用にシステムドライブに 2GB 以上の空き容量が必要) |
AIRead ETL Option
(サーバ・クライアント実行型)
O S | Windows Server 2012 R2 / 2016 / 2019 Windows 8.1、10、11(64bitのみ) |
CPU | AMD64互換のプロセッサ |
メモリ | 4GB以上推奨 |
HDD | ディスク領域 10GB 以上、その他リポジトリ・変換データ・ワーク用に十分な容量 (うち、.NET Framework 用にシステムドライブに 2GB 以上の空き容量が必要) |